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安売りをしてはいけない本当の理由

先日、朝日新聞が出してるこんな記事を見つけました。

「ラーメン250円、安すぎて客来ない 閉店後はバイトへ」

内容としては、
「千葉県某所のラーメン屋の店主(71歳)。ラーメン一杯、250円という驚きの低価格で、チャーシューとめんまがちゃんとのって、ボリュームたっぷりのラーメンを提供している。1日十数人来店しており、採算が取れていたが、コロナ後、来店者数が半減。そのままではやっていけなくなり、週五日で回転寿司屋でアルバイトをしている。」

「近所に済む女性は、『店の看板を見てからも、しばらく利用しなかった。どんな物を食べさせられるのかと。知人が、おいしいと薦められて、初めて食べに来た』と笑う」

どんなラーメンなのか気になるところですが、
そこは置いといて。
この女性の発言から、
価格設定においてとても大事なことが学べます。

「どんな物を食べさせられるのか」

女性は何度も店の前を通りかかっていた。

でも、250円と書かれた看板を見て、
どんな物を食べさせられるか怖くて入店しなかった
と答えています。

そう、

安売りされると人は自動的に、

「安い=低品質」

というレッテルを勝手に貼ります。
事実がそうじゃないとしてもです。

もしかしたら、このおじいちゃんは、
自分で畑を持っていて、
無農薬でおいしくて安全な野菜を作っているかもしれません。

野菜の販売はとてもうまくいっていて、しっかり売上がでている。
ラーメン屋はただお客さんの喜ぶ顔がみたいという一心で、利益度外視でやっている。

たとえ、事実がそうであったとしても、
安いというだけで、人は無意識に、低品質で危険なものを
食べさせられるんだと思い込んでしまいます。

大事なものにはちゃんとお金を払いたい

もしあなたが、自分のスキルを安く売るのであれば、
見込み客は、ラーメンを食べにきた女性と同じことを考えるでしょう。

価格が低いってことは、クオリティも低いんだろう

と。

低価格は、真剣に問題を解決したいと思っているクライアントにとって逆効果です。

クライアントの会社には、
何人もの従業員がいて、
その従業員には家族がいます。

会社の未来を左右する大事なプロジェクトであればなおさら、
大きな責任が伴うので、
高くても安心して任せられる人に、仕事を依頼しますよね。

変に安いっていうだけで、不安感を抱かれてしまって、
もう選択肢から外されてしまうんです。

身近な例で考えてみてください。

「業界最安値!激安粉ミルク!」

自分の大事な赤ちゃんにそんなミルク飲ませたいと思いますか?

「今だけ90%オフ!」

と謳っているレーシック手術を受けたいと思いますか?

安売りは誰のためにもならない

クライアントが安心して決断をできるようにするためにも、
特別な理由がない限り、安売りは避けましょう。

安売りにとびつく人はいますが、
そういうお客さんはたいてい質の悪いお客さんです。

無理難題言われたり、
途中で連絡取れなくなったり。

僕らはそういうお客さんを相手にしてはいけません。

あなたのスキルを本当に必要としている、
よいクライアントと仕事をしましょう。

ぜひ、クライアントのためにも、
適正価格で自分のサービスを提供してあげてください。

それでは。