未分類

フリーランスビジネスの7ステップ【全体像】

こんにちは、ダニエルです。

今日は、これからフリーランスをはじめようと考えている方のために、
フリーランスビジネスの全体像についてまとめました。

全体像を常に意識しておくことはとても大事です。

なぜなら、全体像を掴んでおくことは、
あなたがいまやるべきこと、これからやること、向かう先を明確にしてくれるからです。

例えば、あなたがドライブに行こうとしたら、まず行き先と、そこにたどり着くまでのルートを調べますよね。ここをぼんやり明確にしないまま進んでしまうと、まったく別のところにたどり着いてしまったり、ガス欠で進めなくなってしまったり、たどり着くまでに何倍も時間がかかってしまったりします。

僕自身めちゃくちゃたくさんの寄り道をして、たくさんの失敗をして、いまの状態にたどり着きました。

あなたには、最短距離で道を歩いて、理想のクリエイター像を実現していってほしいです。

それでは、早速、全体像を紹介していきます。

0.セッティングをする

まずは、自分がどんなフリーランサーになりたいかを明確にしましょう。たくさんお金を稼ぎたいのか、自分の時間を大切にしたいのか、スキルを伸ばしたいのか。それによってあなたがこれからやるべきことや、どんな仕事を受けるのかが決まってきます。後々、大事になってくることなので、しっかり考えて書き出しておきましょう。

次に、仕事場を整えます。
電車に乗って、仕事場に向かう会社員とは違って、あなたの家が仕事場になります。仕事に集中できるようにデスクの上を整理する。モチベーションが上がるようにいいマグカップを買ってみる。子供がいる人は、どうやったら邪魔されずに仕事ができるかを考えましょう。
また、仕事モードと休みモードを切り替えられるような仕掛けを作っておくことをおすすめします。脳が常に仕事モードになってしまうと、常に緊張してしまって、疲れがたまってしまいます。

事務的な手続きとしては、開業届を出す必要があります。後から面倒なことにならないように、早めに出しておくとよいです。

1.ブランドを作る

世の中には、すでにたくさんのクリエイターがいます。
日本初のクラウドソーシングサービス「クラウドワークス」のデータをみると、2016年時点で登録ユーザーが100万人を越えて、常にユーザー数は増加しています。

そこであなたが他のクリエイターより一歩抜きん出るために大きな役割を果たすのが、
ブランディングです。

あなたが提供できること、
理想としていること、
強み、
個性、
ストーリー、

様々なものがあなたのブランドの要素になります。

そしてブランドを形にするため、ロゴや事業名、サービス名、WEBサイトを作りましょう。

ブランドがないと、たくさんのクリエイターの海の中におぼれて、仕事の奪い合いになり、安売りをしてしまい、消耗戦を繰り広げることになります。誰とも競わず争わず、自分に合った理想のクライアントと仕事を得るために、ブランドを適切に作る必要があります。

2.ポートフォリオサイトを作る

あなたのスキルや才能を見せるためにポートフォリオを作りましょう。

効果的なポートフォリオを作る上で大切なことは、

・あなたがもっとも自信のある作品だけを見せる
・自分がやりたい仕事に合ったものを見せる
・クライアントが簡単に問い合わせできるように導線を作る

です。
大量の作品を載せても、クライアントはどれを見ればいいかわからず、ぼやっとした印象を与えてしまいます。
また、もしあなたがターゲットにしたいクライアントがいるのであれば、ターゲットに合った作品を載せましょう。きちんとピックアップするのが大切です。

もしまだ、WEBサイトを持っていないのであれば、無料でも作成できる便利なツールがあるので活用してください。

・Wix
・Behance
・Wordpress
もし、オリジナリティのあるサイトを作りたいのであれば、Wordpressがおすすめです。

3.クライアントを見つける

だまっていても、クライアントはやってきません。
クライアントがどうやったらあなたを見つけられるかを考えましょう。

・紹介
・ネットワーク
・検索
・SNS
・営業
・マッチングサービス…etc

様々な方法があるので、自分にあったものを選択して、集中して取り組んでください。

ほとんどの方は、自分から売り込みにいくプッシュ型の営業に頼りがちです。ただ、クライアントは毎日たくさんの営業を受けていますし、自分に興味をいだいていない人に自分を売り込もうとするのは難易度が高いです。

そこで、僕のおすすめはpull型の仕組みを作ることです。pull型とは、クライアントの側からあなたの方に来てもらうこと。すでにあなたに必要性を感じている、価値をわかっている人が来てくれるので、自分に優位な形で契約を進めやすいです。
また、危険なクライアントを見極めるのも大事です。人によっては制作中に連絡がつかなくなる人や、支払いをなかなかしてくれない人もいます。そのようなクライアントと仕事をすると、全エネルギーを持ってかれるので、なるべく避けるようにしてください。

4.受注する

クライアントがあなたに「興味」をもっている段階から、「契約」の段階にもっていく必要があります。

クライアントはあなたのサービスが必要だと思っていても、「あなたに任せて大丈夫なのか」「ちゃんと納期を守って納品してくれるのだろうか」と疑っています。大きなお金が動くから当然相手も慎重になってきます。ここでは、いかに信頼を獲得するかが重要になってきます。

また、価格の交渉も重要なポイントになります。クライアントが経験の浅い人であれば、業界の相場を知らないので、驚くほど低い予算を提示してくることがあります。自分の価格・価値を明確に説明できるようにしておきましょう。

一度、安売りをしてしまうと、「あの人は安くやってくれる」という評判が広まって値段を上げづらくなります。安売りはダメです。

契約の際には、後々トラブルにならないように、契約書を交わしましょう。自分の作業の範囲、修正の回数、支払いのタイミングなど、自分の身を守るためにも、ここはきっちり決めておくべきです。

5.制作する

ようやく制作のフェーズに入ります。ただいきなり手を付けようとしてはいけません。

クライアントの求めていること、解決したい課題を明確にしましょう。クライアントが求めているものがぼやっとしているのであれば、ためらわず質問します。もし、彼らが期待しているものを誤解してしまうと、プロジェクトはうまく回らず、永遠と修正を繰り返すことになります。

制作中は、常に連絡を取り続けることが大事です。いくらあなたがいいものを作っているとしても、クライアントはあなたがいま何をしているのかがわからないと、「本当に、期限通りに制作してくれるのか…」「この人に頼んだの間違いだったかも」など不安が募ってしまいます。なるべく透明性をもって、「いまはこのフェーズでこれをしてます」というのを定期的に伝えるようにしてあげてください。

もし、締切が間に合わない場合が発生した場合は、正直に伝えるのが1番です。無断で納期を過ぎたり、当日になってから言うと信頼を失い、今後の仕事の機会を失うことに繋がります。正直さが信頼を維持するのに必須の要素です。

6.支払いを受ける

おめでとうございます。長い段階を経て、ようやく納品です。

納品したら、請求書を送って支払いを受けましょう。支払いの仕方は、何パターンかあります。納品後に全額を振り込んでもらう、制作前に半額デポジットをいただいて納品後に残りの額を払ってもらうなど。トラブルないように、契約書の段階で、しっかり決めておくことをおすすめします。

たまに支払いをなかなかしてくれないクライアントがいます。そういう場合は冷静にまずは連絡してみてください。連絡しても支払われない場合は、弁護士を使うなどの手段もありますが、それの負担はとても大きいです。代わりに請求をしてくれるサービスなどもありますので、有効的に活用してみてください。

7.制作を振り返る

これで全て完了です。
制作が終わったら、振り返ってみてください。つまずいたことはないか?もっとやっておいたほうがいいことはないか?失敗したことはないか?どうやったら改善できるか?など。

フリーランスの仕事を安定させる最も大事なことは、「お客さんの満足度を上げて、信頼を構築していくこと」です。信頼さえあれば、紹介の輪が広がります。紹介のループが始まれば、仕事がなくて困ることはなくなります。

常に制作の工程をブラッシュアップして、自分のためにも、クライアントのためにも、いい仕事をできるようにしていきましょう。

まとめ

  • (0.セッティングをする)
  • 1.ブランドを作る
  • 2.ポートフォリオを作る
  • 3.クライアントを見つける
  • 4.受注する
  • 5.制作する
  • 6.支払いを受ける
  • 7.制作を振り返る
これらが、フリーランスビジネスの全体像になります。
概要なので、全てをカバーできるわけではありませんが、重要なポイントは記しておきました。

全体像がわかっていれば、適切に改善をしていくことができます。
「仕事が安定しないのは、このフェーズが不十分だからなんだな」
など目星をつけて、フリーランスビジネスのクオリティを上げていってください。

今回の記事が、これからフリーランスをはじめようとしてる方の参考になると嬉しいです。

それでは。