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クライアントに「高すぎる!」と言われた時、どう答えればいいか?

クリエイティブをビジネスとして続けていく上で、
提示した価格にクライアントが同意してくれないときへの対応の仕方は、
とても重要になってきます。

クリエイターは、貧乏くじを引きがちですし、クライアントの要望に黙って従ってしまう人が非常に多いです。

今回は、あなたの仕事に大きなお金を払いたがらないクライアントに対して、どう対応していけばいいか。
僕が実際に使っている効果的な方法を3つご紹介していきます。

その1:クライアントになぜあなたに声をかけたのか思い出させる

クライアントがあなたに声をかけているということは、彼らはビジネス上の何らかの課題を解決するために、一緒に働いてくれるクリエイターを探してるということです。その課題を思い出させてあげてください。

例えば、売上を増やしたい、というクライアントがいた場合、

「もし安い価格でプロじゃないデザイナーを雇うとしたら、仕事に慣れてないデザイナーをマネジメントするのに時間かかるし、基準以下のデザインが出てくる可能性もあるし、そもそも締切を守らない人も少なくない。そうなったら、プロジェクトが遅れていって、利益が出るのが遅れていくし、結果的にコストも増えますよ。これだとあなたの問題は解決されないですよね」

安くするっていうことは、問題解決につながらないということを伝えてあげると、
「より多くのお金を出したほうが最終的には得になる」と相手に気付いてもらうことができます。

その2:別に一緒に仕事しなくてもいいというそぶりを見せる

「前に他のデザイナーにロゴを頼んだ時、もっと価格安かったんですけどね…」
これはほとんどのクリエイターが一度は言われることです。そういうときは、『キャッチアンドピボット法』が効果的です。

まず、クライアントが言ってることに同意してあげます。
「そうですね、他の人に頼んだらもっと安くできるかもしれないです。今回は、金額が合わないようなので、残念ですがお断りさせていただきますね」

ここでくるっと、ピボット(方向転換)。
「ただ、もしあなたが求めてる仕事のクオリティを得られなかったら、また戻ってきてくださいね」

これ、実際にやってみてください。その場で、高確率で再び検討し出します。
めちゃくちゃ効果的です。

その3:価格レンジ

そもそもですがいきなり高額を伝えると、あまり得策ではないです。
特定のサービスに対する詳細な金額を伝える前に、金額のおおまかなレンジを相手に伝えておく方法です。

例えば、あなたが30万で受注したいとして、
見込み客に「あなたのロゴの制作費はいくらですか?」と聞かれたら、
「50万〜30万くらいですね」と答えます。

価格レンジの目的は、あなたのサービスにいくら払う必要があるかを考える”基準”を、クライアントに与えることです。

このときに大事なのは、大きい価格を先に伝えること。
最初に伝えた金額が、自動的にこの場においての基準になります。心理的に、50万と比較して、30万がよりお得に感じるようになります。

価格のレンジを伝えて、その後クライアントからより詳細な情報を聞いてから価格を調整していきます。この方法を使えば、さらに金額を高く交渉しやすいです。

まとめ

1.クライアントになぜあなたに声をかけたのか思い出させる
2.別に一緒に仕事しなくてもいいというそぶりを見せる
3.価格レンジ

これらは実証済みのテクニックなので
使ってみてください。

自分を安売りせずに、
気持ちよくビジネスができるようになってもらえると嬉しいです。

それでは。